白内障手術を
お考えの方へ
手術はいつ受けたら
よいのか
白内障は80歳代では100%の罹患率となる病気です。一般的に手術のタイミングは「見え方に困ってきたら」ですが、注意することがいくつかあります。
進行しすぎた白内障は手術が難しくなること
白内障は眼の中のレンズである水晶体が硬くなる病気です。時間が経ち、白内障が進行した場合にはどんどん水晶体が硬くなってしまいます。水晶体の硬さ(核硬化度)は1~5で分類されますが、通常負担のない手術は2~3段階、3.5以上はリスクが上がります。4以上になると通常の手術ではなく、黒目の半分近い大きな切開をする手術に変わることが多く、術後の見え方にも影響をおよぼす危険性が上がります。
これらの理由から、医師から手術を勧められた段階で手術をするのが望ましいと言えます。当院では待機時間を減らし、患者さんが不便な時間を短くできるよう原則1ヶ月前後の待機時間で手術をご案内しております。また、免許更新が近い、見えなくて危険で困っている、などの急いで手術をしたい患者さんにも柔軟に対応いたします。スケジュール等でお困りの場合には一度ご相談ください。
気になる手術費用
一般的に白内障手術は保険適用ですので1~3割の費用負担になります。1・2割負担の方は月の支払い上限額が18,000円と定められているため、同月内であれば片眼・両眼問わず18,000円までの窓口負担です。3割負担の方は片眼につき60,000円程度のご負担になります。これらは国が定めている費用となるため、原則施設ごとで大きく異なることはありません。
自費の眼内レンズをご希望される場合には、追加費用がかかります。眼内レンズの種類によっては手術部分も含めて全額自費になることもありますが、当院の自費の多焦点眼内レンズはすべて選定療養の適用となり、手術部分の費用が自費になることはありません。